2026.06.10
以前のブログでは、「ニキビ=皮脂の過剰」という説明に少し疑問を感じている、
というお話を書きました。
実際にサロンで多くの方の肌を見ていると、ニキビの原因は一つではなく、
人によって違うことが多いと感じています。同じニキビでも、
生活背景や体の状態によって原因が全く違うことも珍しくありません。
そこで大切になってくるのが、「原因を分類して考える」という視点です。
ただ、この分類について、多くの方は少し違った捉え方をしているかもしれません。
おそらく多くの方は、この分類を「体のバランスを整えるための対策」として
捉えているのではないでしょうか。
例えば、自分の状態に合った栄養を摂ることや、生活習慣を整えること。
そうすることで体のバランスが整い、不調も改善していく。この考え方自体は間違っていません。
体は自分が食べたものや生活習慣によって作られているので、偏りを整えることはとても大切です。
ただ実は、この分類にはもう一つ大きな役割があります。
それが原因分析です。
つまり、この分類は「どう整えるか」という対策を考えるためだけのものではなく、
「なぜその不調が起きているのか」という原因を読み解くためにも使うことができます。
不調を整えるためには、大きく分けて二つのステップがあります。
一つは原因を読み解くこと。もう一つは、その原因に対して対策をすることです。
病院で例えるなら、原因分析は「診断」、対策は「処方」のような関係になります。
診断がなければ処方はできませんし、原因に納得できなければ、
人はなかなか行動することができません。
どれだけ良い対策であっても、「なぜそれをするのか」が分からなければ続かないものです。
だからこそ、私たちにとって一番大切なのは、まず原因をきちんと読み解くことだと思っています。
ニキビも同じです。
「ニキビだから皮脂ケア」というように一つの原因だけで考えてしまうと、
本当の原因を見逃してしまうことがあります。
実際には、ニキビの背景にはいくつかの原因パターンがあります。
そしてその原因を読み解くことで、肌の見方も大きく変わってきます。
次のブログでは、ニキビの原因を大きく4つのタイプに分けて解説していきます。
自分のニキビがどのタイプなのかを知ることで、これまでとは違った視点でケアを考えられるかもしれません。
