2026.09.25
について書いてみました。
【私自身が、肌に悩んでいた】
私がエステティシャンを目指した原点は、中学生の頃の肌悩みです。
ニキビができたり、鼻の黒いポツポツが気になったり。
鏡を見るたびに、
「なんで私だけ鼻に黒いポツポツがあるんだろう」
と思っていました。
友達に「なんで鼻黒いの?」と言われたこともあって、すごくショックだったのを覚えています。
肌がきれいな人がうらやましくて、自分の肌に自信がありませんでした。
そんな頃、学校で「将来なりたい職業」を書く機会がありました。
友達が「エステティシャン」と書いていて、
「エステティシャンって何?」と興味を持ったのが最初です。
話を聞くうちに、少しずつエステという仕事に興味を持つようになりました。
「エステティシャンになったら、肌をきれいにする方法が分かるかもしれない。」
そんな気持ちもありました。
高校生になってメイクを覚えると、ファンデーションで肌の悩みを隠せることも知りました。
でも、当時は校則でメイクは禁止。
こっそりメイクをして学校に行ったら、先生に怒られて、メイク落としで落とされたこともありました。
あのときは、本当に絶望でした。
それくらい、当時の私にとってメイクは、肌の悩みを隠してくれる大切なものでした。
でも、メイクをしてきれいに見せるだけじゃなくて、もともとの肌がきれいだったら、もっといいなと思うようになりました。
同じようにメイクをしていても、スキンケアをちゃんとしたときと、そうじゃないときでは、お肌の調子も違う。
「じゃあ、肌そのものをきれいにするにはどうしたらいいんだろう?」
そう思うようになって、もっとお肌のことを知りたくなりました。
ただ隠すのではなく、肌そのものをきれいにしたい。
それが、私がエステティシャンを目指した原点です。
【「私には向いていないかも」と思った新人時代】

エステティシャンになってからは、思っていた以上に大変な毎日でした。
お客様のお肌に触れられるようになるまでにも、
掃除をしたり、先輩のサポートをしたり、タイマーを何個も持って動きまくり。
営業が終わってから技術練習をして、家に帰ってからも次の日のために復習する。
睡眠時間を削って練習していたので、疲れ切って、家に帰ったら気絶するようにパタっと寝てしまうこともありました。
そして、デビューして間もない頃。
お客様から、
「技術が物足りない」
というお言葉をいただきました。
「私には向いていないかも。」
本気でそう思いました。
でも、同時に強く思ったことがあります。
「先輩と同じ料金をいただいているのに、嫌な思いをさせたくない。」
そこから、とにかく練習しました。
技術チェックに合格しても、先輩に再チェックをお願いして、何度も確認してもらいました。
どうしたらお客様に喜んでもらえるのか。
そればかり考えていた気がします。
その頃、先輩に
「どうしてくじけず続けられているんですか?」
と聞いたことがあります。
返ってきたのは、
「目の前に起きたことをやるしかないって感じかな。できなかったことも、気づいたら乗り越えてるし。できないことはないんだな、何とかなるって思ってるからかな。」
という言葉でした。
今でも覚えています。
技術は、最初からできたわけじゃない。
できないことから逃げずに、練習して、見てもらって、またやって。
そうやって少しずつできることを増やしてきました。
【「こんなに上手になって感動した」】
新人の頃、「物足りない」と言われたお客様のことは、10年以上経った今でも覚えています。
何年かして、その方をもう一度担当する機会がありました。
そのとき、
「あやなちゃん、すごく頑張ったね!こんなに上手になって感動した!」
と言っていただきました。
その後、そのお客様は私を指名してくださるようになりました。
2年目頃から、少しずつ指名やリピートも増えていきました。
技術が上手になったことももちろん嬉しかった。
でも、それ以上に嬉しかったのは、
「またお願いしたい」
と言ってもらえること。
「私に任せてもらえる」ということでした。
それが、エステティシャンを続けていく大きな理由になっていきました。
【「エステの仕事、楽しいのにな」】
経験を積んでいく中で、いつからか、自分の技術を磨くだけではなく、誰かに伝えることについて考えるようになりました。
エステティシャンは、体力的にも精神的にも大変な部分が多く、長く続ける人も決して多くありません。
でも私は、
「エステの仕事、楽しいのにな」
と思っていました。
お客様に直接喜んでいただけること。
「ありがとう」と言っていただけること。
自分の手で誰かの役に立てること。
こんなにやりがいを感じられる仕事なのに、それを知らずにやめちゃうのは、ちょっともったいない。
そう思うようになりました。
振り返ると、私自身も何もできなかった頃に、先輩や上司に何度も技術を見てもらい、支えてもらってきました。
だから今度は、自分がしてもらったことを誰かに渡していきたい。
後輩から「あやなさんに練習を見てもらいたい」と言ってもらえることも嬉しかった。
自分が積み重ねてきたものが、誰かの成長につながる。
それも、この仕事の大きなやりがいになっていきました。
【11年勤めた場所を離れて】
私は、たかの友梨ビューティクリニックで11年間働きました。
長く働いてきた場所を離れることは、私にとって大きな決断でした。
結婚をきっかけに静岡へ引っ越すことになり、その当時は静岡にたかの友梨の店舗がありませんでした。
「たかの友梨で働けなくなっても、私はエステティシャンではいられる。」
そう思えたこともあって、これまでやったことのないことに挑戦してみようと、環境を変えることにしました。
【歯医者で、「人の身体ってすごい」と思った】
静岡では、エステとはまったく違う仕事にも挑戦しました。
歯科助手です。
そこで、人の身体や健康について、今までとは違う角度から見るようになりました。
勉強することも面白くて、仕事をしながら何度も、
「人ってすごいな」
と思いました。
歯医者さんでは、治療をするだけではなく、毎日の歯磨きやホームケアの方法を伝えることをとても大切にしていました。
同じように治療をしていても、普段のお手入れの仕方によって状態が違う。
その違いを実際に見ることで、
「その場で何かをするだけじゃなくて、毎日の積み重ねが大事なんだ」
と感じました。
また、歯茎を切るような処置をしたあとでも、回復の早さには人によって違いがありました。
喫煙している人と、そうでない人でも違いがあることを目にして、
「血流って関係しているんだな」
と感じたこともあります。
もちろん、肌と口の中では違うこともあります。
でも、
「これって、お肌にも重なる部分があるんじゃないかな」
と考えるようになりました。
人の身体には、自分で元に戻っていこうとする力がある。
そして、その力を支えるのは、その場のケアだけではなく、日々の積み重ねでもある。
歯科での経験は、私の肌を見る視点にも影響を与えました。
そして、離れてみたからこそ、
「やっぱりエステが好きだし、私、何でもエステに変換して考えてるな」
とも改めて思いました。
【「どうしてこの人は、今この肌なんだろう?」】
これまでたくさんのお客様のお肌を見てきて、同じ技術をしても、同じような商品を使っても、結果が違うこと。
個人差がある。という言葉で終わることにもどかしさを感じ。その個人差のことが気になるようになりました。
「どうしてこの人は、今この肌なんだろう?」
肌だけを見ていても分からないことがある。
生活習慣やこれまでの肌の経過、悩んできたこと。
その人自身を知ることで、見えてくることがある。
そんなことをより深く考えるようになったきっかけが、VOEUXとの出会いでした。
VOEUXが大切にしている、
「お肌だけを見るのではなく、その人自身を知る」
という考え方に触れて、
「私がこれからやりたいエステって、こういうことかもしれない」
と思うようになりました。
【ニキビ専門になったのは、最初からではない】
実は、最初から「ニキビ専門のサロンをやろう」と思っていたわけではありません。
VOEUXがニキビ専門サロンとして力を入れていくことになって、
「私もついていこう」
というところから始まりました。
でも、お客様と向き合っていくうちに、少しずつ気づくことがありました。
毛穴やたるみ、シミなどで来られたお客様でも、話を聞いていくと、
「学生の頃、ニキビに悩んでいた」
という方が本当に多い。
そこで、ふと思ったんです。
「ニキビって、ただニキビができているということだけじゃないのかもしれない。」
ニキビは、肌に出ているひとつのサイン。
そして、ニキビと向き合ってきたお肌には、その後も残るものがあります。
ニキビが落ち着いたあとも、赤みや色素沈着が残ったり、毛穴が気になったり、敏感肌になったり。
長い間、炎症や刺激を繰り返してきたことが、その後の肌悩みにつながっていると感じることもあります。
「できたニキビを抑える」だけじゃなくて、
「なぜニキビができていたのか」
「その肌が今どういう状態なのか」
そこまで見ていくことが大切。
そう考えるようになって、もっとニキビについて知りたくなりました。
もっと、その人のお肌を見たい。
どうして今この状態なのかを知りたい。
そして、実際にお客様のお肌が変わっていくのを見ました。
ニキビや赤みが出にくくなって、
「前ほど肌のことを気にしなくなった」
と言ってくださる。
鏡を見る表情が明るくなって、時には、肌が変わったことでその人自身まで変わったように感じることもありました。
その姿を見て、
「今の私にできることって、これかも!」
「私が得意なこととして、これなら役に立てる」
と思うようになりました。
ニキビ専門になったのは、最初から決めていたからではありません。
これまでの経験と、お客様との時間の中で、少しずつ見つけていったものです。
【私が肌を通して届けたいもの】
私は、ただその場の肌をきれいにするだけの施術をしたいわけではありません。
ニキビができるたびに落ち込んだり、
鏡を見るたびに肌のことが気になったり、
メイクをするときに隠すことばかり考えたり。
そういう「肌に悩む時間」を少しでも減らしたい。
肌の調子がいいだけで、朝の気分が違う。
人と会うことが嫌じゃなくなる。
そんなふうに、お肌を通して、その人が毎日を少し快適に過ごせるようになってほしいと思っています。
だからこそ、今のお肌だけを見るのではなく、
「どうして今、この状態なのか」
を一緒に考える。
必要なことを見つけて、できるだけ遠回りしないように、その人のお肌と向き合っていく。
それが、今の私が大切にしていることです。
【これが、私だからできること】
中学生の頃の私は、自分の肌のことを何も分からないまま、ただ「なんで私だけなんだろう」と悩んでいました。
もっとあの頃から、自分の肌に合ったケアを知っていたら。
今の肌悩みは、もっと少なかったかもしれない。
そんなふうに思うことがあります。
だからこそ今は、目の前のお肌だけを見るのではなく、その人のお肌に何が必要なのかを一緒に考えたい。
「もっと早く知りたかった」と後から思うことがないように、その人に合ったケアを見つけて、肌に悩む時間を少しでも減らしていきたい。
中学生の頃に肌に悩んでいた私が、今こうして誰かのお肌に向き合う仕事をしている。
振り返ると、あの頃の経験も、遠回りしたことも、今の私につながっているんだと思います。

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