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COLUMNコラム

ニキビ、治してるつもりで…

 

ニキビができると、スキンケアや生活習慣の見直しに意識が向きます。
洗顔を丁寧にする、保湿を見直す、刺激の少ない化粧品に変える…。
どれも間違ってはいませんが、それでも改善しないとき、「何が足りないの?」と
悩んでしまうものです。

 

VOEUXでは、そうした“外側からの正解探し”の前に、
「そもそも肌が受け取れる状態か?」という視点を大切にしています。

 

ニキビは、皮脂や汚れの問題だけでなく、ホルモンバランスの変化、内臓の疲労、
自律神経の緊張など、“身体の中で起きていること”の反応として現れることが多くあります。

 

そのとき、肌は「もう受け取れない」「一度、整理したい」とサインを出しているのです。

 

VOEUXのケアでは、施術前に香りを選んでいただきます。
この香りへの反応は、ただの好き嫌いではなく、今の神経系や内臓の状態、
心の余裕を映す手がかりになります。たとえば、普段好んでいた香りが今日は重たく感じるとき、それは「今日はそれを処理できない状態」なのかもしれません。

こうして、自分の状態に気づくこと。肌が受け取れない日があることを知ること。
そこから、ようやく本当の意味で「どうケアするか」が見えてきます。

ニキビを“問題”として見るのではなく、“身体の整理整頓の一部”として捉えること。
VOEUXが大切にしているのは、トラブルを消すためのケアではなく、状態に合わせて肌と心を“整える”準備をすることです。

 

 

「治す前に、まず戻す」。その考え方を知ることが、
肌との付き合い方を変える第一歩になるかもしれません。

 

 

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