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COLUMNコラム

“治る”と“抑える”の違いとは?

炎症は抑えられても、肌が安定しないのはなぜ?“治る”と“抑える”の違いとは?

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「皮膚科の薬を塗ると落ち着くけれど、やめるとすぐ荒れる」
「ピーリングでつるつるになっても、数日後には赤みや乾燥が…」

 

 

そんな経験、ありませんか?

実はそれ、「肌の回復力」がうまく働いていないサインかもしれません。

 

 

ステロイドなどの外用薬には、炎症を強力に「抑える」作用があります。
かゆみや赤み、腫れなどの急性症状には即効性があり、多くの方が頼っていることでしょう。

でも、それはあくまで「症状を抑えている」だけで、「肌が治った」わけではないのです。

 

 

肌が本当に健康な状態に戻るには、バリア機能・免疫調整・再生力といった本来の働きが
整う必要があります。薬をやめるとすぐぶり返すというのは、その“根本”が整っていない証拠。
薬の力で一時的に炎症を封じ込めても、肌自身の回復力が追いついていないのです。

 

 

同じことは、ピーリングやスクラブなどの角質ケアにも言えます。確かに角質を取り除くと、
くすみが取れたように見え、手触りもつるつるに。でも、角質は単なる“垢”ではなく、
肌のバリア機能の重要な一部。これを頻繁に削ってしまうと、

・水分が蒸発しやすくなる
・外部刺激に対して敏感になる
・常在菌のバランスが乱れる

といったリスクが高まり、結果的に慢性的な炎症や敏感肌を引き起こしかねません。

 

 

肌を「きれいに見せる」行為が、逆に「回復する力」を奪ってしまっている
ケースは少なくありません。

 

 

 

VOEUXでは、薬やピーリングそのものを否定するのではなく、
「使い方」や「タイミング」を見極めることの大切さを伝えています。

次回は、「肌本来の回復力を引き出すために必要なアプローチ」について詳しくお話しします。

 

肌と正しく向き合いたい方は、ぜひカウンセリングへお気軽にお申し込みください!

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