2025.11.28
「肌が荒れたときは、とにかく鎮める。」
そう信じて、保湿や鎮静ケアを重ねていませんか?
でも実は、“鎮めるほど治らなくなる”肌もあるんです。
赤み、かゆみ、皮むけ。
それは“荒れている”のではなく、
肌が「守ろう」として出している防御反応。
外からの刺激をブロックしようと、免疫が必死に働いている証拠です。
そこを強く抑え込んでしまうと、
肌は「まだ危険が続いている」と勘違いし、
炎症が長引いたり、再発を繰り返したりします。
肌荒れが長引く理由は、主に3つ。
1 炎症を“敵”として扱っている。
炎症は悪者ではなく、修復のために起きるプロセス。
それを止めてしまうと、再生まで進めなくなります。
2 鎮静ケアを繰り返している。
常に“抑えるケア”を続けることで、
肌が「もう自分で治さなくていい」と学習してしまう。
3 自律神経と呼吸の乱れ。
ストレスや緊張で交感神経が優位になると、
血流が滞り、炎症が収まるタイミングを逃してしまいます。
だから必要なのは、“鎮める”ではなく、“落ち着かせる”ケア。
呼吸を整え、自律神経を緩め、
肌に「もう大丈夫」と伝える環境をつくること。
一時的な沈静よりも、
“自力で回復できる肌”を育てることが大切です。
肌荒れは悪いことではありません。
それは、肌がまだ戦えている証拠。
無理に止めるのではなく、整えて“卒業”させる。
それが、本当に強い肌を育てる第一歩です。
